自然治癒力を高める〜内臓調整〜

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中村さんオリジナルキャラクター
クマ臓さん。



日本で一番多くの

内臓調整セミナーを受けてきた


と自負のある中村さん、





ただそれは自慢ではなく

〈恥〉だとして




受講生にはセミナージプシー(中毒)

にならないための考え方を

提示して頂きました。



経験年数が多ければ多い程、

響きの大きい話なのではないかと思わされます。



どうやって、

今日のセミナー内容を臨床に落とし込むか




どうやって、

今日をきっかけに

今日だけでは身に付かないことを

臨床の取り組み方に組み込めるか




そういったことを大切にしながら

講義いただきました。







心身のFlowing(流れ)を軸としている

と、中村さん。







血流・リンパ・脳脊髄液の3つの体液

膜・筋膜、そして感情などの流れ

スムーズにすることが重要




僕がなんとなーく大切に思っていたことを

言語化されて、さらに深い意味合いをもって

おっしゃられていました。



内容としては、



*内臓と筋・骨格の繋がり

膜は、筋膜や骨膜などと切り離せないことなど。





例えば、「大腰筋」

インナーマッスルとしても
重要でコンタクトする方は多いと思いますが、

その大腰筋を触るとき、一般的には

かなりの臓器を介して
その上から、触っている
ということに
気づかされる瞬間がありました。



*内臓と筋・骨格の優位性

ヒトの先祖は、ある臓器から始まったことや、

ヒトは自身の植物性器官(内臓や脳など)を運ぶために、

動物性器官(筋・骨格)があるんではないかという考え。



たしかに、

タンパク質や糖、脂質などの

栄養を取り入れるために狩りに出かけたり、

花粉を蜂が運ぶように

子孫を残すためのパートナーを見つけるために出かけたり


そんな事を妄想にふけって
1人納得しているばかりでした。



*内臓と頭蓋(脳脊髄液)




自律神経の中枢の環境の重要性、

どうして《胸椎》に交感神経があるのかという考えや、

迷走神経と僧帽筋とのつながりなど

※肩痛の方には特に有意義な情報だと思います。







*体表上に現れた自律神経系の表情を読み取る

左右、上位ー下位どちらの頸椎椎間jt

その大枠4か所の制限から

負担の来ている臓器の予測の仕方。






交感神経を抑制し、副交感神経を高めれば良い

という安楽的な考え方の排除など、、、


神経走行の解剖的な基礎から

内臓が働きやすい・休みやすい環境の基礎



から、それはそうだ

と、気づきが多くありました。



最後は、

*各内臓別体型

*治療アプローチ、症例報告



この辺で、個人的にかなり情報オーバーでしたが、





普段の臨床での姿勢アライメントを見る評価に

まとめて頂いたスライドを照らし合わせると、

(正直、各臓器ごとの脊柱の偏移などすぐには覚えられない)



ある程度、

臓器と脊椎近傍に現れる〈状態〉

一致しやすいことを体感しました。



ただ、〈それ〉を探せるかは

タッチの精度が問われ
、、、



復習会にて

色んな受講生同士、

感覚を照らし合したいところではありました。



症例報告では、

肩痛がある症例や、膝痛がある症例などに対し



内臓からの脊柱の偏移に加え、



脊柱のカップリングモーション

上肢帯の運動連鎖の違い、

胸骨の正中代償など



筋骨格の視点も組み込んでいるため



より理解しやすく

提示頂きました。

(筋骨格の話だけでもかなり勉強になりました)





患者さんへのセルフケアまでは

今回は、内容・時間オーバーで

教授いただけませんでしたが、








患者さんの自己管理の提示や、

問診力をあげるためにも、



生理学や内臓、反射のことなどを

自身で学んでいくことが課題だと感じました。



より多くの視点で

患者さまを捉えられるようなセラピストが

今回のセミナーを通し、

増えていくことを期待します。



そして、やはり

「内臓ヨガ」「膜リリース」

やってほしいのは本音です。





ただ、今後の展開や

アンコールセミナーがあるかは

その時の「流れ」にお任せします。







講師や受講生の方々、

濃い2日間と充実した雰囲気を

本当に有難うございました。

沖縄ITラボ 渡部



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